awsの監視サービスを使うなら比較して決めよう

awsを運用するときには監視体制を整えたいと考えるのはもっともなことですが、どんな監視サービスを使ったら良いのかで悩んでしまうこともあるでしょう。

awsの監視サービスに申し込んで活用していこうと考えたら内容をしっかりと比較して選ぶことが大切です。どんな点を比較したら良いのかを知った上で、具体的に代表例を比較してみましょう。

awsの監視設計をする上で重要な考え方

awsの監視サービスで比較しておきたいポイント

awsをどのようにして運用するかによって利用すべき監視ツールにも違いはありますが、典型的なケースとしてEC2を使用することを考えてみましょう。この場合に比較しておきたいポイントとして、収集できるメトリクスの種類がどれだけ多いかがまず挙げられます。

OS内部のメトリクスを取得したり、ウェブサービスのメトリクスを取れたりするかどうかを一つずつ確認していくのが賢明です。また、その管理のしやすさも重要で、独自のマクロを作ることで管理できると運用が楽になるでしょう。

メトリクスの計算システムがどのくらい充実しているかも確認しておくべきポイントです。どのようなシステムになっているかは監視サービスごとに異なり、使用できるアイテムの組み合わせが異なっていたり、未来値を予測できなかったり、精度があまり高くなかったりすることもあるので注意しなければなりません。

また、ログの監視ができることもawsを運用するときには重要になります。ログの監視がどのファイルに対しても行える監視サービスにしておくのが無難でしょう。

ECSを使うときの比較点

awsでECSを使うときには着眼点を少し変えて監視サービスを比較する必要があります。対応しているメトリクスの種類が多くて必要なものが揃っていることはEC2の場合と同様に重要で、ログ監視が可能かどうかも比較項目に入れておいた方が良いことについても変わりはありません。

監視できる対象について考える必要があるという点についてECSを使う場合に留意しておくのが大切です。ログの監視には対応していてもそれ以外については対応していない場合も多いからです。サービス監視やタスク監視については対応しているかどうかを確認し、その内容も調べて満足できるものかどうかを判断するようにしましょう。

使い勝手も比較しよう

監視サービスを使うときには使い勝手も比較して決めるのが重要です。オートメーションが進んでいるとはいえ、人の手で行わなければならないことは未だにたくさんあります。ツールの使い勝手も良し悪しは作業効率に大きく関わる部分なので実際に使う予定のエンジニアに試してみてもらうのが良いでしょう。

機能面から考えて候補になったツールについては試用ができるかどうかを業者に確認してみるのが良い方法です。デモをさせてくれるだけでも使い勝手はよくわかるので、可能な限り実際にツールに触れさせてもらってから決めるようにしましょう。

使い勝手について気をつけておく必要があるのが重さです。機能が優れていて操作性も良い監視サービスは動作がかなり重いということがあり得ます。ただ操作をしやすいかだけで比較してしまうと実際に運用を始めたときに動作面で支障が生じてしまうリスクがあります。

可能であれば一時的に実装してみて快適に使えるかどうかを確認するようにしましょう。

費用対効果を高めるための比較も重要

awsで使用可能な監視サービスとしてはawsが提供しているCloudWatchが代表的ですが、他にもサーバー監視ツールはたくさんあります。ツールごとに機能や使い勝手が違うだけでなく、利用するのにどのくらいの料金がかかるかも異なっているので比較して決めるようにしましょう。

基本的な機能だけであれば無料で使えるツールもたくさんあります。あるいは課金制になっていて、特定のサービスを利用するときだけ費用が発生するツールも少なくありません。月額固定制の料金になっていて予算を組みやすいサービスもあります。

予算が限られている場合にはその範囲内で決める必要がありますが、運用のトータルコストを下げるという考え方で選ぶことも検討しましょう。監視にかかる人件費も合わせて考えると、操作性が良くて動作も軽く、運用しやすい監視サービスの方が時間や労力の負担が軽減されて安上がりになるということもあります。

どれが良いかは最終的にコストパフォーマンスで決めるのが重要だということを念頭に置きつつ、どのように運用するかを考えて毎月いくらかかるかを試算してみましょう。

代表的な監視サービスを確認してみよう

awsの監視サービスとしてどんなものが代表的かを確認してみましょう。最も有名なのはawsのサービスとして提供されているCloudWatchで、awsの運営会社が手がけているので不具合が起こるリスクがかなり低く、課金すればサポートも充実するという点で優れています。

コストパフォーマンスが高いかどうかは使用するエンジニア次第で、課金せずにほとんどのことができてしまうのであれば魅力的な候補です。また、有料サービスを使えば高度なこともできるので、awsの監視体制を柔軟に整えていきたい場合に適しています。

ZabbixはOSSで提供されているサーバー監視ツールでawsの監視には広く用いられています。OSSなので費用がかからないのが魅力であり、EC2やECSの監視であれば機能で不足してしまうことはほとんどありません。

awsに限らずサーバー監視のときに頻用されているツールなので運用実績も豊富にあり、ノウハウも手に入れやすいことからエンジニアとしても使いやすいという評判があります。ただ、動作が重いのは問題視されている点なので快適な使用環境を準備できるかどうかでコストパフォーマンスの高さが変わるでしょう。

PrometheusもOSSで提供されているサーバー監視ツールですが、Zabbixのように統合監視ツールとしてあらゆる現場で使いやすいように作られたものではありません。社内ツールとして作成されたものが公開されたという流れになっているので、無駄を省いて業務用のサーバーに特化した機能が揃えられているのが特徴です。

結果として機能については最小限になっていることから現場によっては不足する可能性があります。しかし、動作が軽くて操作に無駄な時間がかからないように工夫されているというメリットがあるのも確かです。現場環境やawsの運用方法とマッチし、腕の良いエンジニアがいるならコストパフォーマンスがかなり高くなると期待できるでしょう。